ハツコイ〜僕らははじめてだった〜
「委員が決まったところで
次はクラス委員を決める。
誰かやりたい人ー!」
生島先生が手を挙げながら言った。
「…いないみたいだな。じゃあ、推薦!」
「はーい!かっちゃんがいいと思います!」
お調子者の直樹が言った。
「はー?ばっか!お前!」
慌ててパンチの真似をするかっちゃん。
クラスに拍手がおきる。
「はい、決定!」
ニヤッと笑って先生は黒板に名前を書いた。
「そんなー!」
ぐったりするかっちゃん。
「次は女子だぞー!」
舞は詩織を見て、合図した。
(チャンス!チャンス!チャンス!)
詩織が大きく頷いて
手を挙げようとしたその時
「はい。」
スラッと長くて白い腕がのびた。
優香だ。
「おお、さすが、松本だな。決定っと。」
「いーなー!かっちゃん。
優香ちゃんとだなんて。」
男子の黄色い声がとぶ。
「じゃぁ、代われよなー!」
「それとこれとは話が別。」
それを聞いてドッと笑いに包まれた。
(詩織ー。ドンマイ。慰めてあげよう。
…そして、私もドンマイ。文化委員。)
次はクラス委員を決める。
誰かやりたい人ー!」
生島先生が手を挙げながら言った。
「…いないみたいだな。じゃあ、推薦!」
「はーい!かっちゃんがいいと思います!」
お調子者の直樹が言った。
「はー?ばっか!お前!」
慌ててパンチの真似をするかっちゃん。
クラスに拍手がおきる。
「はい、決定!」
ニヤッと笑って先生は黒板に名前を書いた。
「そんなー!」
ぐったりするかっちゃん。
「次は女子だぞー!」
舞は詩織を見て、合図した。
(チャンス!チャンス!チャンス!)
詩織が大きく頷いて
手を挙げようとしたその時
「はい。」
スラッと長くて白い腕がのびた。
優香だ。
「おお、さすが、松本だな。決定っと。」
「いーなー!かっちゃん。
優香ちゃんとだなんて。」
男子の黄色い声がとぶ。
「じゃぁ、代われよなー!」
「それとこれとは話が別。」
それを聞いてドッと笑いに包まれた。
(詩織ー。ドンマイ。慰めてあげよう。
…そして、私もドンマイ。文化委員。)