ハツコイ〜僕らははじめてだった〜
「できたー。」
印刷した楽譜を貼って完成した台紙を
揃えて、拓実と希望は声を揃えて言った。
「のんちゃん、ありがとう。
いいのができた。明日からの練習頑張れる。」
「拓実く、…たくちゃんこそ。
誘ってくれてありがとう。」
「もちろん。のんちゃん、大切にするね。
その…これから、よろしくお願いします。」
「はい。」
「…帰ろっか。送ってく。
外暗くなってきたから。」
荷物をまとめながら、拓実が言った。
「ありがとう。嬉しい。」
「これからもさ、できるだけ
一緒帰れる日は、一緒帰ろう。」
「うん。部活終わったら
グラウンド降りてくね。
よし、じゃぁ、帰ろうか。」
希望も荷物をまとめながら、言った。
「うん。あっ、ちょっと待って。」
カタンッ
「拓実く…ん。」
拓実の胸の中で希望は驚きを隠せなかった。
「…ごめん、もうちょっとこのまま。
ずっと片想いかと思ってたから
今日本当に嬉しかった。
でも、のんちゃん無理しないでね。
嫌なことあったらすぐ言って。」
拓実の言葉にコクンと頷く希望。
夕焼け色に染まった教室で
2人もオレンジ色に重なっていた。
印刷した楽譜を貼って完成した台紙を
揃えて、拓実と希望は声を揃えて言った。
「のんちゃん、ありがとう。
いいのができた。明日からの練習頑張れる。」
「拓実く、…たくちゃんこそ。
誘ってくれてありがとう。」
「もちろん。のんちゃん、大切にするね。
その…これから、よろしくお願いします。」
「はい。」
「…帰ろっか。送ってく。
外暗くなってきたから。」
荷物をまとめながら、拓実が言った。
「ありがとう。嬉しい。」
「これからもさ、できるだけ
一緒帰れる日は、一緒帰ろう。」
「うん。部活終わったら
グラウンド降りてくね。
よし、じゃぁ、帰ろうか。」
希望も荷物をまとめながら、言った。
「うん。あっ、ちょっと待って。」
カタンッ
「拓実く…ん。」
拓実の胸の中で希望は驚きを隠せなかった。
「…ごめん、もうちょっとこのまま。
ずっと片想いかと思ってたから
今日本当に嬉しかった。
でも、のんちゃん無理しないでね。
嫌なことあったらすぐ言って。」
拓実の言葉にコクンと頷く希望。
夕焼け色に染まった教室で
2人もオレンジ色に重なっていた。