ハツコイ〜僕らははじめてだった〜
後ろを振り向いてフッと笑った
大輔くんが耳元で囁いた。

「ごめん、舞ちゃん、ほんの少し我慢して。
…舞ちゃんを悲しませた、罰。」

「え?」

舞がキョトンとしている間に
ふわっと舞は大輔の胸に包まれた。

「…だ、だ、大輔くん?」


ーーー


「何やってるんだよー!!?」

後ろから声がしたかと思うと
足音が近付いてきた。

「…克!」

抱きしめた手をパッと話す大輔。

「ごめんごめん。
舞ちゃんが可愛くって。
舞ちゃんも、びっくりさせてごめんね」

そう言って、大輔はヒラヒラと
手を振って帰ってしまった。
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