ハツコイ〜僕らははじめてだった〜
「…克も、気持ちかった?」

「…んー。舞にやられた…。
ごめんな、汚れてない?」

身体を浮かして、気にしてくれる克。

「大丈夫だよ。でもよかった…。
克もやっと…気持ちくなってくれて。」

「…んー。何か本当に挿れてるみたいな
感覚になった。舞、ありがとね。
…ちょっと、着替えてくんね。」

そう言うと克は着替えを持って部屋を出た。

(克が気持ちい時って、あんな表情するんだ。
…切ないような、大人の人みたいな
…すっごく、ドキドキした。)

くちゅ…っ

太腿をつたうのがわかる。

(私も、綺麗にしなきゃ…っ。)

そう思って、ティッシュに手を伸ばした時
克が部屋に戻ってきた。



「…舞、おいで。」

ベッドの下にペタンと座っていた舞を
抱き寄せ、ベッドに連れてく克。

「舞…いっぱい頑張ってくれたから…
ここ、まだ気持ちくなってないでしょ?」

そう言って下着に手をかける克。

「…大丈夫だから…っ。」

克の手を抑えるように舞も両手を伸ばした。

「だーめっ。俺の番。」

そう言うと克は
スルスルと下着を下ろしていく。

「…すっげー、ぐちゅぐちゅ。
ごめんな。俺ばっかり気持ちくなって。
…舞も、いっぱいよくなって?」
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