ハツコイ〜僕らははじめてだった〜
ぐちゅ…っぐちゅっ

「やぁ、あっ、…あ…っ。
克、だめ…溢れちゃ…う。」

「…イっていーよ。舞、俺の目見て?」

もっと指の動きを激しくする克。

「…あっ…ん、だめ…っ。
んー…克…気持ち…ぃ、イっ…。」

ピクンッと身体が跳ねたかと思うと
舞のナカから、溢れ出た。
ドクンッドクンッと波打つ舞。



「…いいこ。」

克が腕枕をしながら、髪を撫でる。

「…克には勝てないな…。」

「勝たなくてよろしい。…身体きつくない?」

「…大丈夫だけど、…パンツが
びちゃびちゃになっちゃった…。」

足をもじもじさせる舞。

「俺の履いて帰る?」

「ばか。」

「んー。でもたまには喧嘩もいいかも。」

「えー?よくないよー。何でー?」

「だって、舞の本音も聞けたし
今の、…イチャイチャも燃えたし。」

「もー。でも克が怒ったの
はじめてだったから、少し怖かった。」

「ごめん、怖がらせて。
舞も無理しがちだから、すぐ言うんだよ。」

「うん。大丈夫。本当ごめんね。
…喧嘩やっぱやだったー。
克とはずっと仲良しがいい。
だって、話せないの寂しいもん。」

「そうだね。お互い話し合おうね。」

「うん。」

「そろそろ帰らなくっちゃね。
19時過ぎちゃった。送ってく。」

「…そっかぁ。」

しょんぼりと克の腕に顔を埋める舞。

「そんな顔しないの。
…続き、したくなっちゃうでしょ。」

克がぎゅっと抱きしめた。

「クリスマスまで長いなー。」

舞がゴロゴロしながら呟く。

「本当それ。って、何?舞
もぉ、えっちしたくなった?」

克がガバっと起き上がって尋ねた。
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