ハツコイ〜僕らははじめてだった〜
皆での話し合いの結果

1学期の設営コンクールは
リーダー舞、副リーダー裕子

合唱コンクールは
リーダー拓実、副リーダー希望

2学期の文化祭は
リーダー大輔、副リーダー舞

懇親会は
リーダー裕子、副リーダー拓実

3学期の茶話会は
リーダー希望、副リーダー大輔

になった。

「一応各リーダーは決めてるけど
皆でサポートしながら頑張ろう!」

と拓実が言った。

「そうだね。今月末は
早速設営コンクールだから
設営のテーマも決めちゃおうっ。」

と裕子。

「このクラスにとって初めての
行事だから、皆がひとつになるような
設営とか工作ができればいいよね。」

と大輔。

「…うーん。あ!
テーマはハート、Loveとか!」

と思いついたように希望が言った。

「Love?」

「うん。Loveっていうとざっくりだけど
教室の一面に皆にそれぞれハートを作って
もらって、それに隣同士でお互いのいい所
を書くの!入学して1ヶ月だし、もっと
お互いのこと知ったり、褒めたりできる
チャンスかなーと思って。」

と希望が提案した。

「おー!深いメッセージ!」

拓実が拍手した。

「Love、いいねー。
「あ!中央の設営にはサプライズで
生島先生のいいところを皆で書こうよ。」

と舞が言った。

「サプライズいいね。
いっしー喜び過ぎて、皆の通知表
オール5かも!」

と拓実が笑った。

「じゃあ、設営テーマも決まった
ということで、グランプリ
目指して頑張るぞー!」

と大輔が拳をかかげた。

「おー!」

そして大輔に合わせて皆で掛け声。
文化委員の笑い声が教室に響いた。
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