ハツコイ〜僕らははじめてだった〜
それからお盆が明けるまで
舞は毎日、お弁当を作った。
舞、お母さん、お父さん、そして克の分。
部活終わりにテラスで一緒にお弁当を食べて
図書館で宿題と宅宿をするという流れ。
克は毎回、めちゃくちゃ美味しー
早くお嫁さんになってほしいー等と
感動しながら食べていた。
勉強も2人で教えあうことによって
宿題も早々と終わり、1学期でわからなかった
ところもだいぶわかるようになってきた様子。
「…克、ここは?」
「んー、ここは、こうして
この公式使ったら解けると思うよ。」
「わかった。やってみる。」
カリカリカリ
「…わ!できた。そしたら
ここも…こうして。…できたー!!」
「ふー、俺も舞に教えてもらったとこ
読解できるようになってきた。」
2人は確実に実力をつけていた。
「何か、1人では挫折しそうなことも
2人だったら乗り越えられるな。
部活もさー、暑いし、しんどいし
先生は怖いしで、心折れそうだったけど
舞との目標考えたら、また頑張ろう
って思えたもん。」
「そうだね。
何か2人なら、最強な気がしてきた。
苦手な教科もさ、逆でよかったよね。
一緒のところがわからなかったら
詰んでたなーって思う。」
トントンッと
プリントを整理する舞。
克も荷物をまとめて外へ出て行く。
「よしっ!今日も頑張ったところで
明日は、やっと丸1日デートだー!」
図書館から出ると克が叫んだ。
「ねー!楽しみ!
結局、部活やら練習試合やら宿題やらで
丸1日ゆっくり一緒に居られるの
なかったもんね。」
「それな!
あー、明日何時集合にする?…7時?」
「…朝練じゃないんだから!
7時って、どこも開いてないよ!」
舞が笑って克を叩いた。
「そのくらい早く会いたいってこと。
遊園地、10時開場だから、9時にしよっか。」
「うん!花火まで見てから帰る?」
「せっかくだからそうしようか。
次の日も休みだし。」
「うん。そしたら遅くなるって
お母さんに言っとく。」
「…本当はまた舞と泊まりたいけど。」
克が舞の耳元で囁いた。
克とのお泊まりを思い返して赤くなる舞。
「…それはまたのお楽しみってことで。
明日は、思いっきりはしゃごー!」
克が照れる舞に気付いて
話を逸らしてくれた。
舞は毎日、お弁当を作った。
舞、お母さん、お父さん、そして克の分。
部活終わりにテラスで一緒にお弁当を食べて
図書館で宿題と宅宿をするという流れ。
克は毎回、めちゃくちゃ美味しー
早くお嫁さんになってほしいー等と
感動しながら食べていた。
勉強も2人で教えあうことによって
宿題も早々と終わり、1学期でわからなかった
ところもだいぶわかるようになってきた様子。
「…克、ここは?」
「んー、ここは、こうして
この公式使ったら解けると思うよ。」
「わかった。やってみる。」
カリカリカリ
「…わ!できた。そしたら
ここも…こうして。…できたー!!」
「ふー、俺も舞に教えてもらったとこ
読解できるようになってきた。」
2人は確実に実力をつけていた。
「何か、1人では挫折しそうなことも
2人だったら乗り越えられるな。
部活もさー、暑いし、しんどいし
先生は怖いしで、心折れそうだったけど
舞との目標考えたら、また頑張ろう
って思えたもん。」
「そうだね。
何か2人なら、最強な気がしてきた。
苦手な教科もさ、逆でよかったよね。
一緒のところがわからなかったら
詰んでたなーって思う。」
トントンッと
プリントを整理する舞。
克も荷物をまとめて外へ出て行く。
「よしっ!今日も頑張ったところで
明日は、やっと丸1日デートだー!」
図書館から出ると克が叫んだ。
「ねー!楽しみ!
結局、部活やら練習試合やら宿題やらで
丸1日ゆっくり一緒に居られるの
なかったもんね。」
「それな!
あー、明日何時集合にする?…7時?」
「…朝練じゃないんだから!
7時って、どこも開いてないよ!」
舞が笑って克を叩いた。
「そのくらい早く会いたいってこと。
遊園地、10時開場だから、9時にしよっか。」
「うん!花火まで見てから帰る?」
「せっかくだからそうしようか。
次の日も休みだし。」
「うん。そしたら遅くなるって
お母さんに言っとく。」
「…本当はまた舞と泊まりたいけど。」
克が舞の耳元で囁いた。
克とのお泊まりを思い返して赤くなる舞。
「…それはまたのお楽しみってことで。
明日は、思いっきりはしゃごー!」
克が照れる舞に気付いて
話を逸らしてくれた。