ハツコイ〜僕らははじめてだった〜
「ねぇ、…本当ずるい。」
「何が!?」
ゴンドラを降りると舞がポカポカと
克を叩いて言った。
「…だって、降りるタイミングとかも
余裕で…、こっちとか、克のキスで
いっぱいいっぱいになっちゃってるのに…
何事もなかったかのようにスタッフさんにも
挨拶したりして…ずるいー。」
「だって…今までずっと
えっちなことしてましたーって顔
普通しないだろ!?」
克が吹き出して言った。
「う…それはそうだけど。
私ばっかり…余裕なくなって…やだ。」
「…余裕あったと思う?
舞が可愛くて…止めらんなくなって
あんなキスになっちゃったんだけど!」
「…克もちゃんといっぱいいっぱいに
なってるのか…心配になるんだもん。」
俯く舞の手に指を絡める克。
「…ちゃんと、いっぱいいっぱいですよ?」
「…本当ですか?」
「はい。」
「…ならいいです。」
「はは…何だそれ。
…それに、あんな甘い声と顔の舞を
他のヤツになんか見せられないでしょ?」
頭を優しく撫でる克。
「…ごめんね。」
「…許す。…可愛いーとこも見れたし
そろそろ帰りましょうかね。」
克が時計を見ながら言った。
エントランスに向かう通路には
帰りを急ぐ人の波ができていた。
「何が!?」
ゴンドラを降りると舞がポカポカと
克を叩いて言った。
「…だって、降りるタイミングとかも
余裕で…、こっちとか、克のキスで
いっぱいいっぱいになっちゃってるのに…
何事もなかったかのようにスタッフさんにも
挨拶したりして…ずるいー。」
「だって…今までずっと
えっちなことしてましたーって顔
普通しないだろ!?」
克が吹き出して言った。
「う…それはそうだけど。
私ばっかり…余裕なくなって…やだ。」
「…余裕あったと思う?
舞が可愛くて…止めらんなくなって
あんなキスになっちゃったんだけど!」
「…克もちゃんといっぱいいっぱいに
なってるのか…心配になるんだもん。」
俯く舞の手に指を絡める克。
「…ちゃんと、いっぱいいっぱいですよ?」
「…本当ですか?」
「はい。」
「…ならいいです。」
「はは…何だそれ。
…それに、あんな甘い声と顔の舞を
他のヤツになんか見せられないでしょ?」
頭を優しく撫でる克。
「…ごめんね。」
「…許す。…可愛いーとこも見れたし
そろそろ帰りましょうかね。」
克が時計を見ながら言った。
エントランスに向かう通路には
帰りを急ぐ人の波ができていた。