ハツコイ〜僕らははじめてだった〜
「俺…かっこわりーね。
ほんのちょっとのことで余裕なくして
舞のこと傷付けて…。」
「ううん。」
「…舞が離れていっちゃいそうで
怖かった。だから、焦って…早く俺のに
したいってなって…。」
克が力なく話す。
「…どこにも行かないよ?」
舞が両手を広げて克を抱きしめた。
「…でも、やっぱり克も男の子なんだなって
さっきの…びくとも動かなくって…
いつも克がどれだけ優しくしてくれてるのか
わかった。…いつもの克じゃないみたいで
…ちょっと怖かったから。」
舞が震える身体を隠すように
克をぎゅうっとして言った。
「怖かったよなー?…ごめんな。」
頭を優しく撫でてくれる。
いつもの克だ。
「身体繋げるだけじゃ…
…何も意味ないのにな。」
「ううん。最近、克も練習あるから…って
遠慮して、全然ゆっくり話もしてなかった
から…不安にさせちゃってごめんね。」
「うん。ありがとう。
…まい、触れてい?…ちゃんと優しくしたい。」
克が軽く舞の唇に手をあてて言った。
少し震えているのがわかる。
「…うん。」
舞がゆっくり克にキスをした。
軽く触れるだけのキス。
切ないような悲しいようなそんなキスだった。
ほんのちょっとのことで余裕なくして
舞のこと傷付けて…。」
「ううん。」
「…舞が離れていっちゃいそうで
怖かった。だから、焦って…早く俺のに
したいってなって…。」
克が力なく話す。
「…どこにも行かないよ?」
舞が両手を広げて克を抱きしめた。
「…でも、やっぱり克も男の子なんだなって
さっきの…びくとも動かなくって…
いつも克がどれだけ優しくしてくれてるのか
わかった。…いつもの克じゃないみたいで
…ちょっと怖かったから。」
舞が震える身体を隠すように
克をぎゅうっとして言った。
「怖かったよなー?…ごめんな。」
頭を優しく撫でてくれる。
いつもの克だ。
「身体繋げるだけじゃ…
…何も意味ないのにな。」
「ううん。最近、克も練習あるから…って
遠慮して、全然ゆっくり話もしてなかった
から…不安にさせちゃってごめんね。」
「うん。ありがとう。
…まい、触れてい?…ちゃんと優しくしたい。」
克が軽く舞の唇に手をあてて言った。
少し震えているのがわかる。
「…うん。」
舞がゆっくり克にキスをした。
軽く触れるだけのキス。
切ないような悲しいようなそんなキスだった。