ハツコイ〜僕らははじめてだった〜

はじめての余韻

「あー、美味しかったねー。」

朝食を食べて部屋に戻った舞が言った。

「うん。夜ご飯も美味しかったけど
朝も最高だった。それに個室だったから
ゆっくりできたね。」

克もほっこり顔で嬉しそうだ。

「それに…朝のお風呂も気持ち良かったね。」

「うん。違う意味でも気持ち良かったけど。」

克が意地悪く言った。

「もぉ!えっち。」

舞がポカポカと克を叩く。

「はは。でも本当、身体も心も
舞でいっぱいで本当幸せ。」

「…うん。私も。凄く嬉しかった。」

ぎゅっと抱きしめ合う2人。
キラキラと窓に反射した光が
優しく部屋に降り注いでいた。
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