ハツコイ〜僕らははじめてだった〜
「…。克、気持ちって忙しいね。」
「何今さら?俺なんかずっと
ジェットコースターみたいなんだけど。」
「ふふ、何それ。」
「だって、…この前は誰かさんが
あんなことするから。」
「…だって。この前のは…。
元はと言えば克が抱きしめるから!」
「へー。俺のせいですか。」
克が膨れ顔になったことが
電話先からも伝わってきた。
「…克、会いたいって言ったら…困る?」
舞が言った。
「…困る。」
克が言う。
「…。だ、だよね!こんな遅くに。
迷惑なこと言っちゃった。ごめん。」
舞が慌てて電話を切ろうとする。
「違くて、…この前みたいな
あんな顔されたら、帰せなくなる。
明日の試合、集中できなくなるでしょ?
明日ぜってー勝つから
打ち上げの時に、俺の気持ち聞いて?
んで、舞の気持ちも教えて?」
克の返事に顔が熱くなる。
「うん。」
「あー!!もー本当、何てことゆーの?」
電話の先で項垂れる克。
「だから…ごめんねって言った。」
「舞、俺も…今すげー会いたい。」
舞の鼓動が早くなる。
「…本当、これで嫌いとか言われたら
まじ一生立ち直れないかも。」
ごにょごにょと呟く克。
「…嬉しいよ、凄く。」
舞がさらに続けた。
「ストップ!ストップ!
とりあえず明後日な。せめて明日。
試合にならなくなる。舞も、頑張れよ。」
「うん。ありがとう。克もね。
応援してるから。」
「おう。じゃあ、また。おやすみ。」
電話を切った後、舞は枕を抱きしめた。
(克ー、大好きだよ。早く伝えたいな。)
胸の高鳴る鼓動を
聞きながら舞は眠りについた。
「何今さら?俺なんかずっと
ジェットコースターみたいなんだけど。」
「ふふ、何それ。」
「だって、…この前は誰かさんが
あんなことするから。」
「…だって。この前のは…。
元はと言えば克が抱きしめるから!」
「へー。俺のせいですか。」
克が膨れ顔になったことが
電話先からも伝わってきた。
「…克、会いたいって言ったら…困る?」
舞が言った。
「…困る。」
克が言う。
「…。だ、だよね!こんな遅くに。
迷惑なこと言っちゃった。ごめん。」
舞が慌てて電話を切ろうとする。
「違くて、…この前みたいな
あんな顔されたら、帰せなくなる。
明日の試合、集中できなくなるでしょ?
明日ぜってー勝つから
打ち上げの時に、俺の気持ち聞いて?
んで、舞の気持ちも教えて?」
克の返事に顔が熱くなる。
「うん。」
「あー!!もー本当、何てことゆーの?」
電話の先で項垂れる克。
「だから…ごめんねって言った。」
「舞、俺も…今すげー会いたい。」
舞の鼓動が早くなる。
「…本当、これで嫌いとか言われたら
まじ一生立ち直れないかも。」
ごにょごにょと呟く克。
「…嬉しいよ、凄く。」
舞がさらに続けた。
「ストップ!ストップ!
とりあえず明後日な。せめて明日。
試合にならなくなる。舞も、頑張れよ。」
「うん。ありがとう。克もね。
応援してるから。」
「おう。じゃあ、また。おやすみ。」
電話を切った後、舞は枕を抱きしめた。
(克ー、大好きだよ。早く伝えたいな。)
胸の高鳴る鼓動を
聞きながら舞は眠りについた。