ハツコイ〜僕らははじめてだった〜
脚を自然と擦り寄せる舞に気付く克。

「…可愛い、舞。
ここ…欲しくなっちゃう感じ、わかる?」

そう言ってスルッと太腿を触る克。

「や…ぁ。」

克の腕をとめるように、舞が両手を下ろす。

「…んー、舞可愛いすぎ。」

抑止力のない舞の手をさすりながら
克は深いキスを続けた。

ちゅ…ちゅっ、くちゅ…

「…克っ、もぉ…わかんなっ。
身体、なんか…おかしくなりそ…。」

舞がしがみつきながら克に言う。

「…まだ、わかんなくっていいよ。」

ふっと克が微笑んだ。



「克…っ、苦しっ。」

「…ごめん。意地悪しすぎた。」

そう言ってゆっくりと唇を離し
舞の頬を両手で包む克。

「は…ぁ…。」

克にぎゅっと抱きつく舞。

「…克?」

「んー?」

「…深いのって…本当に全然違うね。
全部食べられちゃうって感じだった。」

「…舞の可愛い顔
いっぱい見れてよかった。
それに、舞のエロいとこも。」

克が意地悪く笑う。

「もぉ。そんなことないよ。」

舞は恥ずかしそうに克の胸に顔を埋めた。
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