ハツコイ〜僕らははじめてだった〜
「はい、麦茶。」
冷えたグラスをコトッと置く克幸。
「ありがとう。」
ヒヤッとしたグラスが気持ちいい。
緊張が抜けない詩織は、グラスに手を添えて
気持ちを落ち着けようとしていた。
「詩織、今日はありがとう。
それに…試合の後も。
かぁちゃんが言ってたけど
本当、俺、詩織が居なかったら
多分荒れてたと思う。」
真剣な目にドキンとする詩織。
「ううん。何も私はしてないよ。
ただ、泣いてただけ。ふふ、恥ずかしいね。」
「それが嬉しかった。
俺のために泣いてくれて。
だから、俺、落ち込むスキ無かった。」
優しく微笑み克幸。
「もう、本当恥ずかしい。
…でも、ずっと見てたから。
…かっちゃんのこと。
誰よりも練習して、誰よりも気ぃ張って
皆の意識高めてって…。
本当凄いなって思ってたから。
だから…悔しいのと、悲しいのと
心配なのと、大怪我じゃなくて安心したのと。
…ぐちゃぐちゃで…、…ぐすっ、
わ!思い出したら、また涙でちゃ…。」
慌てて涙を拭こうとする詩織を
ぎゅっと克幸が引き寄せた。
冷えたグラスをコトッと置く克幸。
「ありがとう。」
ヒヤッとしたグラスが気持ちいい。
緊張が抜けない詩織は、グラスに手を添えて
気持ちを落ち着けようとしていた。
「詩織、今日はありがとう。
それに…試合の後も。
かぁちゃんが言ってたけど
本当、俺、詩織が居なかったら
多分荒れてたと思う。」
真剣な目にドキンとする詩織。
「ううん。何も私はしてないよ。
ただ、泣いてただけ。ふふ、恥ずかしいね。」
「それが嬉しかった。
俺のために泣いてくれて。
だから、俺、落ち込むスキ無かった。」
優しく微笑み克幸。
「もう、本当恥ずかしい。
…でも、ずっと見てたから。
…かっちゃんのこと。
誰よりも練習して、誰よりも気ぃ張って
皆の意識高めてって…。
本当凄いなって思ってたから。
だから…悔しいのと、悲しいのと
心配なのと、大怪我じゃなくて安心したのと。
…ぐちゃぐちゃで…、…ぐすっ、
わ!思い出したら、また涙でちゃ…。」
慌てて涙を拭こうとする詩織を
ぎゅっと克幸が引き寄せた。