西岡三兄弟の異常な執着

｢私達で決めるの？｣
｢なんか、何から何まで凄い…｣

｢とりあえず、決めましょう？
明日は五人出勤で、明後日からどうするかよね？
まず、休みたい日をそれぞれ言って？
それから決めよう！｣
水樹が率先して、記入していく。
とりあえずこの屋敷に慣れるまでは、休みたい日以外出勤するようにした、五人。

｢じゃあ、私が森宮さんに出しておくわ。
明日からよろしくお願いします！｣
そう言って、森宮に電話をした水樹だった。

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監視カメラの映像を見ないようにしていた花苗。

映像を見たくなくて自室に戻ろうとする花苗を、朱雀がすかさず止めた。
｢花苗、どこ行くの？｣
｢見たくないから、私達のお部屋に戻ってるね｣
｢は？ダメ！！僕から放れないで！｣
｢朱雀、お願い！｣
｢そんなこと言うなら“ここで”ヤる？｣
｢……/////や、嫌だ…｣
そのままソファに押し倒されて、耳元に囁いた。

｢いつも言ってるよね？
花苗は、僕から、放れられない……｣
｢ご…ごめんなさい……
……/////｣
額と額がぴったりくっついて、朱雀の綺麗な顔が目の前にある。
花苗は、顔を赤くする。
｢フフ…花苗、可愛い……｣
朱雀がそのまま花苗の鼻先にキスをした。

｢朱雀！もう、やめろ！
花苗も、聞けるワガママと聞けないワガママがあるといつも言ってるよな！？
そんなワガママは聞けない。ここにいろ！｣
黄河が一括し、花苗はリビングにとどまったのだった。

そう…西岡三兄弟は、仕事以外は常に三人一緒。
なので、必然的に花苗も一緒にいなければならないのだ。