西岡三兄弟の異常な執着
「言い方が変だけど、私をこの屋敷に囲うように私が誘導してるんです。
私の方がもう……朱雀から放れられないので…」
「そんな傷つけられてですか?」
「はい」
「そんなのおかしいです。
これ、どう見ても噛み痕ですよね?
きっと…全身にあるんでしょうね……」
今はもう傷口が薄くなっている鎖骨の噛み痕に触れる、森宮。
「正直、痛いし、怖いけど……なんだか嬉しいんです」
「は!?
噛み痕ですよ!?
若様は、そんな性癖があるんですか!?」
思わず驚愕し、声を荒らげる森宮。
「変ですよね……」
「変です!!
…………なんで!!なんで…若様なんですか?
なんで……西岡なんですか……?
ここの三兄弟は、とんでもない魔王ですよ?
三人共異常な執着をもってて、花苗様みたいな純粋な天使がなんで………!?
なんで………俺じゃダメなんですか……?」
「森宮さ━━━━━」
そのまま花苗は、部屋の中に引き寄せられベットに押し倒された。
森宮に組み敷かれ、両手を押さえつけられた。
必死にもがくが、ビクともしない。
「森宮さん!やめてくだ━━━━
森宮…さん…」
森宮の涙が、花苗の顔を濡らす。
「好きなんだ………
貴女が、ずっと、好きだ。
西岡電力に就職して初めて貴女に会った時、まだ中学生だった花苗様に一目惚れして……
でも既に、西岡三兄弟と紫苑様に囲まれていた。
まるで姫みたいに四人に守られてて、全く近づけなくて……
…………確かに、そうかもな…」
「え……?森宮さん?」
「異常な執着をもっているのは、花苗様かもしれないな」
私の方がもう……朱雀から放れられないので…」
「そんな傷つけられてですか?」
「はい」
「そんなのおかしいです。
これ、どう見ても噛み痕ですよね?
きっと…全身にあるんでしょうね……」
今はもう傷口が薄くなっている鎖骨の噛み痕に触れる、森宮。
「正直、痛いし、怖いけど……なんだか嬉しいんです」
「は!?
噛み痕ですよ!?
若様は、そんな性癖があるんですか!?」
思わず驚愕し、声を荒らげる森宮。
「変ですよね……」
「変です!!
…………なんで!!なんで…若様なんですか?
なんで……西岡なんですか……?
ここの三兄弟は、とんでもない魔王ですよ?
三人共異常な執着をもってて、花苗様みたいな純粋な天使がなんで………!?
なんで………俺じゃダメなんですか……?」
「森宮さ━━━━━」
そのまま花苗は、部屋の中に引き寄せられベットに押し倒された。
森宮に組み敷かれ、両手を押さえつけられた。
必死にもがくが、ビクともしない。
「森宮さん!やめてくだ━━━━
森宮…さん…」
森宮の涙が、花苗の顔を濡らす。
「好きなんだ………
貴女が、ずっと、好きだ。
西岡電力に就職して初めて貴女に会った時、まだ中学生だった花苗様に一目惚れして……
でも既に、西岡三兄弟と紫苑様に囲まれていた。
まるで姫みたいに四人に守られてて、全く近づけなくて……
…………確かに、そうかもな…」
「え……?森宮さん?」
「異常な執着をもっているのは、花苗様かもしれないな」