『君』の代わり。

急にこっちに黙って帰って来て

また親を驚かせた



「ばあちゃんの顔、見たくなった」



嘘でもないけど

嘘をついた



兄の彼女に会いたくなかったのもある

バカなことをしたな…って酷く後悔した



忘れたかった



東京に

あの家に

ホントに

オレの居場所がなくなった気がした



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