私と君の関係 *学園の王子は婚約者様!?*
その後の私達なんだけど、やっぱり準決勝まで残っているチームは強い!ということで接戦の後負けてしまった。
しかも去年優勝したメンバーがいる3年生のクラスと当たったんだから仕方ないね。(ちなみにこの後、このチームが優勝した)
莉奈はすごーく悔しそうで……。
「あぁぁー、本当に悔しすぎる〜。何でよりにもよって優勝候補と当たるかなぁ〜」
「莉奈すごい活躍だったじゃん!また来年頑張ろ?」
そう言って頭をポンポンってしてあげると、可愛く私を見上げた後ギューと抱きついてきた。
「かのーん!!」
「よしよし。じゃあ、バスケの決勝見に行こ?」
「うんっ」
ちょっとだけむくれたままの莉奈を連れて、本日二度目の体育館へと向かう。
莉奈からしっかりと藍斗くんと颯真が決勝に進出したことを聞いた。藍斗くんから連絡が来たらしい。
あ、もちろん、颯真からの連絡はない。
普通、 藍斗くんが連絡してるんなら自分もーってならない?とは思ったんだけど、私達はそこまでお互いに干渉していない。
だから、別にどうってことない。……ない、はず。