私と君の関係 *学園の王子は婚約者様!?*


 そうこう考えているうちに、俺は母さんに着いて行くまま、とある部屋の前に着いた。



 エレベーターに乗ったけどここは恐らく最上階。


 そして最上階フロアにはここの部屋のドアしかない。


 つまりここは……。



「母さん、一体……「ママ!どういうこと!?」」


 玄関に入り、一体どういうことだ?と聞こうと思った瞬間、遮るように彼女の声が聞こえた。



「ん?だから、ここはねあなたと颯真くんの……」


「あら、美華ちゃんもう話しちゃったの?」


 ここに来てまた母さん達で話し始めた。


 焦ったような表情でみんなを見渡す彼女。


 それを見て俺の予想はほぼ確信に変わった。

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