私と君の関係 *学園の王子は婚約者様!?*


「寝る時、抱き枕の代わりに抱きしめさせて?って言ってんじゃん?」


 耳元で囁かれた。


「っ!!///」


 慌てて颯真と距離をとる。


 私、絶対に真っ赤になってるって分かるくらいに顔が熱い。


 初日にもこうやってからかわれた。


 なのに私は慣れることなく、こうやってまた照れてしまう。


 悔しくてキッと睨むといつものようにニヤニヤしながら笑う颯真がいる。


 何で毎回こんな余裕そうなの?本当、ムカつく。



「何なら今ギュってしとく?それとも二度寝しに行く?」


「〜〜っ///どっちもしない!!///」


 もう知らないっ。


 逃げるように私はリビングを後にして着替えに向かう。

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