私と君の関係 *学園の王子は婚約者様!?*
〖華音の分の弁当持ってきてあるから取りに来て。友達に聞いたら居場所分かると思う〗
やっぱり持ってきてくれてるんだ。
意地悪だけど、こういうことはしっかりしてる。
取りに行って、ちゃんとお礼言わないと。
……なんだけど、友達に聞いたらって莉奈のことだよね?。
チラリと莉奈を見ると、莉奈もスマホを見ていた。
そして顔を上げて立ち上がり一言。
「華音、行こっか♪」
可愛くウインクしながら私の手を引く。
「……行くってどこに?」
「着いたら分かるよっ」
着いたら分かるって、莉奈って一体何者なの?
頭に?がたくさん浮かぶ中、私は莉奈に言われるままとある所へと向かった。