ファーストソング
8
━翌日
早速担当医に相談があると時間を作ってもらった。
長い話になるかもしれないから、私の部屋ではなく、小さい会議室のような場所に行く。
そういえばこの部屋で、余命宣告うけたんだよなぁ。
少し複雑な心境…。
「体調の方だ大丈夫?」
「大丈夫です。」
「そっか。辛くなるようだったら言ってね。」
「はい。」
担当医こと、櫻井春先生。
眼鏡をかけていて、知的で優しそうな雰囲気からナースさんたちに人気。
あと患者さんからも。
そんな櫻井先生は、脳外科のスペシャリスト。
私みたいな難しい病気を見れる数少ないお医者さん。
「それで、相談って何かな?」
「えっと…。」
どっから説明したらいいんだ?
まず、なんかよく分からない人がお見舞いにくることから?
それとも『フユ』のことから?
まずい。
頭が混乱してきた。
「もしかして最近お見舞いに来てくれている男の子のことかな?」
「え!」
「はは、正解みたいだね。」
「あ、はい。その人なんですけど…。」
ナースさんから先生に苦情でも入ってたのかな?
そうじゃなきゃ知らなくていい情報だし…。
私かもちゃんと注意しよう。
早速担当医に相談があると時間を作ってもらった。
長い話になるかもしれないから、私の部屋ではなく、小さい会議室のような場所に行く。
そういえばこの部屋で、余命宣告うけたんだよなぁ。
少し複雑な心境…。
「体調の方だ大丈夫?」
「大丈夫です。」
「そっか。辛くなるようだったら言ってね。」
「はい。」
担当医こと、櫻井春先生。
眼鏡をかけていて、知的で優しそうな雰囲気からナースさんたちに人気。
あと患者さんからも。
そんな櫻井先生は、脳外科のスペシャリスト。
私みたいな難しい病気を見れる数少ないお医者さん。
「それで、相談って何かな?」
「えっと…。」
どっから説明したらいいんだ?
まず、なんかよく分からない人がお見舞いにくることから?
それとも『フユ』のことから?
まずい。
頭が混乱してきた。
「もしかして最近お見舞いに来てくれている男の子のことかな?」
「え!」
「はは、正解みたいだね。」
「あ、はい。その人なんですけど…。」
ナースさんから先生に苦情でも入ってたのかな?
そうじゃなきゃ知らなくていい情報だし…。
私かもちゃんと注意しよう。