ファーストソング
6
普通に接してくれた唯一の同い年の男の子。
絶対知られたくなかった。
知られてしまえば、絶対に元の関係に戻れなくなる。
茶化したり、茶化されたり、そういった普通の友達関係が終わりを迎える。
私の体調に気を使って、私の体調に左右されて、友達が減るなんて絶対に嫌だ。
もう二度と友達を無くしたくないのに。
そんな気持ちから涙が出てくる。
「…!な、泣いて。」
「で?…どうしたいの?」
止まらない涙の中私は再度問いかける。
「…聞いた瞬間諦めようと思った。」
やっぱり。
私の気持ちなんてお構いなし。
みんな、私の元から消えていく。
最初から私なんていなかったみたいに…。
分かっていた。
分かっていたのに…。
どうして涙が止まらないんだろう…。
絶対知られたくなかった。
知られてしまえば、絶対に元の関係に戻れなくなる。
茶化したり、茶化されたり、そういった普通の友達関係が終わりを迎える。
私の体調に気を使って、私の体調に左右されて、友達が減るなんて絶対に嫌だ。
もう二度と友達を無くしたくないのに。
そんな気持ちから涙が出てくる。
「…!な、泣いて。」
「で?…どうしたいの?」
止まらない涙の中私は再度問いかける。
「…聞いた瞬間諦めようと思った。」
やっぱり。
私の気持ちなんてお構いなし。
みんな、私の元から消えていく。
最初から私なんていなかったみたいに…。
分かっていた。
分かっていたのに…。
どうして涙が止まらないんだろう…。