ファーストソング
7
「…でも、諦めきれなかった。」
「え…?」
「だから今日ここにきた。俺の気持ちを千冬ちゃんに聴いて欲しくて。」
夏輝の気持ち…?
それって、もう私の所には来たくないってことじゃ…。
そうやってお姉ちゃんに言われたんでしょ?
違うの…?
「俺は自分の事しか考えなかった。『フユ』に偶然会えて、俺はこのチャンスを逃したくなくて無茶なお願いをした。」
「無茶って…。」
「無茶だよ。急に知らない奴が病室入ってきて、曲作ってくれ!なんて無茶以外の何物でもない。」
自覚あったんだ…。
「でも俺の夢を叶える道筋が出来たと思った。何もない日常から、夢を追う為の日常に変わる。そう思ったら他の事なんて考えられなかった。」
「…うん。」
「…それに千冬ちゃんと話すのもすっごく楽しかった。学校の友達とは違って俺の夢も知ってるし、素の自分を出せてたと思う。」
「え…?」
「だから今日ここにきた。俺の気持ちを千冬ちゃんに聴いて欲しくて。」
夏輝の気持ち…?
それって、もう私の所には来たくないってことじゃ…。
そうやってお姉ちゃんに言われたんでしょ?
違うの…?
「俺は自分の事しか考えなかった。『フユ』に偶然会えて、俺はこのチャンスを逃したくなくて無茶なお願いをした。」
「無茶って…。」
「無茶だよ。急に知らない奴が病室入ってきて、曲作ってくれ!なんて無茶以外の何物でもない。」
自覚あったんだ…。
「でも俺の夢を叶える道筋が出来たと思った。何もない日常から、夢を追う為の日常に変わる。そう思ったら他の事なんて考えられなかった。」
「…うん。」
「…それに千冬ちゃんと話すのもすっごく楽しかった。学校の友達とは違って俺の夢も知ってるし、素の自分を出せてたと思う。」