ファーストソング
第三章 春、冬と夏の覚悟 ━ 夏輝side
1
あれから一週間、俺は千冬ちゃんの元へ行けないでいた。
「なんか最近しょげてね?」
「あー、まぁいろいろあってな。」
「ふーん。佐久間のことだしどーせ大したことじゃないんだろ!」
「…ひっでぇな。」
「え?なになに?そんなにしょげてるの!?ごめんごめん!まさかそんなだと思ってなくてさ!で、どうしたんだよ?この慎太郎様に言ってみな!」
コイツは篠原慎太郎。
1年の頃から同じクラスの前後の席の腐れ縁友達。
顔よし、性格よし、頭は悪いけど運動神経抜群のモテ男だ。
「言ったってどうしようもねぇよ。」
「…まじで、どうしたんだよ?」
「何でもないって。」
「何でもないってツラじゃないだろ。」
「…。」
こういう時はほっといて欲しいんだけど。
性格いいのも考え物だな。
「なんか最近しょげてね?」
「あー、まぁいろいろあってな。」
「ふーん。佐久間のことだしどーせ大したことじゃないんだろ!」
「…ひっでぇな。」
「え?なになに?そんなにしょげてるの!?ごめんごめん!まさかそんなだと思ってなくてさ!で、どうしたんだよ?この慎太郎様に言ってみな!」
コイツは篠原慎太郎。
1年の頃から同じクラスの前後の席の腐れ縁友達。
顔よし、性格よし、頭は悪いけど運動神経抜群のモテ男だ。
「言ったってどうしようもねぇよ。」
「…まじで、どうしたんだよ?」
「何でもないって。」
「何でもないってツラじゃないだろ。」
「…。」
こういう時はほっといて欲しいんだけど。
性格いいのも考え物だな。