ファーストソング
6
驚きつつも手を差し伸べる。
「俺は大丈夫っす。あの、大丈夫ですか?」
「あ、ありがとうございます。…よっと…!」
そういって女性は俺の手をとり、起き上がる。
見える部分の傷はなさそうで安心する。
「私も大丈夫ですよ。それより急いでいたみたいだけど…?」
「あ、でも…。」
千冬ちゃんの所に早くいきたい。
でもこの女性すごく千冬ちゃんに似ている。
もし千冬ちゃんの家族なら俺は聞きたいことがある。
絶対千冬ちゃんは答えてくれないであろう。病気のこと…。
「いえ。大丈夫っす。…その、『フユ』…じゃない長瀬千冬ちゃんのご家族ですか?」
「え?」
「い、いや!!あのすっごい似てたので、違ったのならすいません!!」
そうだよ!!
他人の空似があんじゃん!
いくら千冬ちゃんがいる病院の前だからって。
いくら千冬ちゃんに似ている女性だからって。
赤の他人の可能性だってある…。
「…そうですけど。」
「俺は大丈夫っす。あの、大丈夫ですか?」
「あ、ありがとうございます。…よっと…!」
そういって女性は俺の手をとり、起き上がる。
見える部分の傷はなさそうで安心する。
「私も大丈夫ですよ。それより急いでいたみたいだけど…?」
「あ、でも…。」
千冬ちゃんの所に早くいきたい。
でもこの女性すごく千冬ちゃんに似ている。
もし千冬ちゃんの家族なら俺は聞きたいことがある。
絶対千冬ちゃんは答えてくれないであろう。病気のこと…。
「いえ。大丈夫っす。…その、『フユ』…じゃない長瀬千冬ちゃんのご家族ですか?」
「え?」
「い、いや!!あのすっごい似てたので、違ったのならすいません!!」
そうだよ!!
他人の空似があんじゃん!
いくら千冬ちゃんがいる病院の前だからって。
いくら千冬ちゃんに似ている女性だからって。
赤の他人の可能性だってある…。
「…そうですけど。」