ファーストソング
9
あと1年…?
それが千冬ちゃんに残された時間…。
俺の理解を超えた発言にただただ唖然とするしかなかった。
そんな俺にさらなる爆弾が落とされる。
「だから中途半端な気持ちで千冬に関わって欲しくないの。それがあの子のためでも佐久間さんの為にもなるから。」
長瀬さんの言葉に俺は返す言葉もなかった。
何も考えてないかった。
いや、考えようとしなかった俺への罰。
ここが漫画やアニメの世界なら助けることができる。
でも俺は主人公じゃないただの高校生。
そんな俺に一体何が出来る?
答えは簡単だ。
俺は何もできない。
「…俺の夢ってなんだか知ってます?」
「知らないけど…。急にどうしたの?」
「俺の夢は歌手になることです。『フユ』みたいな歌手になること。」
それでも俺は…。
千冬ちゃんの曲が歌いたい。
それが千冬ちゃんに残された時間…。
俺の理解を超えた発言にただただ唖然とするしかなかった。
そんな俺にさらなる爆弾が落とされる。
「だから中途半端な気持ちで千冬に関わって欲しくないの。それがあの子のためでも佐久間さんの為にもなるから。」
長瀬さんの言葉に俺は返す言葉もなかった。
何も考えてないかった。
いや、考えようとしなかった俺への罰。
ここが漫画やアニメの世界なら助けることができる。
でも俺は主人公じゃないただの高校生。
そんな俺に一体何が出来る?
答えは簡単だ。
俺は何もできない。
「…俺の夢ってなんだか知ってます?」
「知らないけど…。急にどうしたの?」
「俺の夢は歌手になることです。『フユ』みたいな歌手になること。」
それでも俺は…。
千冬ちゃんの曲が歌いたい。