ファーストソング
14
今日の夕飯当番は俺だっけ?
夕暮れの道を歩きながら考える。
病院から俺の家までそんなに遠くない。
和真が倒れて運ばれるくらいの距離だ。
いうほど時間はかからない。
少し考え事していればすぐに家に到着する。
脇の階段に上り、鍵をあけ家の中に入る。
「ただいまー」
俺の声が聞こえたからか歩美と稔が玄関に走ってくる。
「「おかえりー!」」
「はい。 ただいま。 今日母さんたちは?」
「今日の夕飯は母さんたちが下で食べるようにだって!」
「下で?」
「うん!」
月に一回~二回ほど下の店でご飯を食べるときがある。
理由は簡単。
材料の賞味期限や消費期限が近いのがある場合。
母さんたちは廃棄するよりも俺達に食わせる方を選ぶ。
今回もソレだろう。
「竜たちはもう下?」
「和真兄ちゃんはまだ学校だから帰ってきたら伝言するように頼まれてるの!」
「え、歩美ご飯もう食ったのか?」
「うん! 私と稔が一番のり! ねー」
「ねー!」
「そっか。 じゃあ俺このまま下で飯食ってくるから、和真帰ってきたらお願いできるか?」
「「うん!」」
「よし!」
俺は登ってきたばかりの階段を降り、店に入っていく。
夕暮れの道を歩きながら考える。
病院から俺の家までそんなに遠くない。
和真が倒れて運ばれるくらいの距離だ。
いうほど時間はかからない。
少し考え事していればすぐに家に到着する。
脇の階段に上り、鍵をあけ家の中に入る。
「ただいまー」
俺の声が聞こえたからか歩美と稔が玄関に走ってくる。
「「おかえりー!」」
「はい。 ただいま。 今日母さんたちは?」
「今日の夕飯は母さんたちが下で食べるようにだって!」
「下で?」
「うん!」
月に一回~二回ほど下の店でご飯を食べるときがある。
理由は簡単。
材料の賞味期限や消費期限が近いのがある場合。
母さんたちは廃棄するよりも俺達に食わせる方を選ぶ。
今回もソレだろう。
「竜たちはもう下?」
「和真兄ちゃんはまだ学校だから帰ってきたら伝言するように頼まれてるの!」
「え、歩美ご飯もう食ったのか?」
「うん! 私と稔が一番のり! ねー」
「ねー!」
「そっか。 じゃあ俺このまま下で飯食ってくるから、和真帰ってきたらお願いできるか?」
「「うん!」」
「よし!」
俺は登ってきたばかりの階段を降り、店に入っていく。