ファーストソング
3
彼に羨ましいという気持ちが芽生える。
そんな気持ちを抱く事への自己嫌悪。
もう諦めたと思ったのに、まだ希望を持ってるのか。
いい加減捨てなよ。
私に希望なんて文字は似合わない。
「それでこれ、俺が去年の文化祭で歌った曲!聞いて欲しい。」
そうCDを差し出す彼は少し緊張しているようだった。
「今時CD?」
「あのね、学校の規定は結構メンドクサイんだぞ?」
「スマホにおとせばよかったじゃん。」
「…やり方が分からない。」
「嘘でしょ?」
「大真面目です。」
「えっとパソコンもってる?」
「家族共有の奴なら。」
「ならそれで出来るから、スマホにおとしてきてよ。ここにCDデッキなんてないから聞けない。」
そうやって事実を教えると、彼はCDデッキの事を考えていなかったのかショックをうけている。
というかしょんびりしている?
そのまま今日はお開きになり、彼はトボトボと帰っていった。
今日は怒られる事なさそうだなと思っていたけど、「前見て歩いてください!!」と怒られていた。
病院との相性最悪だな。
そんな気持ちを抱く事への自己嫌悪。
もう諦めたと思ったのに、まだ希望を持ってるのか。
いい加減捨てなよ。
私に希望なんて文字は似合わない。
「それでこれ、俺が去年の文化祭で歌った曲!聞いて欲しい。」
そうCDを差し出す彼は少し緊張しているようだった。
「今時CD?」
「あのね、学校の規定は結構メンドクサイんだぞ?」
「スマホにおとせばよかったじゃん。」
「…やり方が分からない。」
「嘘でしょ?」
「大真面目です。」
「えっとパソコンもってる?」
「家族共有の奴なら。」
「ならそれで出来るから、スマホにおとしてきてよ。ここにCDデッキなんてないから聞けない。」
そうやって事実を教えると、彼はCDデッキの事を考えていなかったのかショックをうけている。
というかしょんびりしている?
そのまま今日はお開きになり、彼はトボトボと帰っていった。
今日は怒られる事なさそうだなと思っていたけど、「前見て歩いてください!!」と怒られていた。
病院との相性最悪だな。