ファーストソング
4
いつも通り、大きな音を出して扉が開く。
何日あればこいつは静かに扉を開けるんだ。
そろそろ学習して欲しい。割とマジで。
「あれから数日たったけど、スマホにおとせたの?」
私がそう聞く。
そう。コイツいまだにスマホに音楽を入れてないのだ。
本当に同い年か?と思うレベルでパソコンに詳しくない。
あんまりパソコン触らない家庭環境なんだろうなぁ。ウチとは違う。
「なんと!聞いて驚けよ!」
「お、ってことはついに?」
「そう!ついにスマホに入れれたのだ!!!俺のスマホに俺の声が入っている!!凄いだろ!!」
「やっとだね。」
「おう!」
「で、誰に教えてもらったの?」
「…軽音楽部の奴に聞きました。」
「っふふ、偉いじゃん。」
「だろ!?」
「めっちゃ恥ずかしかったんだからなー!!」とウキウキで話す彼と同じくらい私もワクワクしていた。
やっと彼の歌声が聞こえる。
そう思うとすごく楽しみだった。
まぁ、私がパソコン持っているのに意地悪して教えなかったからなんだけどね…。
バレたらめんどくさそうだから、内緒にしておこう。
何日あればこいつは静かに扉を開けるんだ。
そろそろ学習して欲しい。割とマジで。
「あれから数日たったけど、スマホにおとせたの?」
私がそう聞く。
そう。コイツいまだにスマホに音楽を入れてないのだ。
本当に同い年か?と思うレベルでパソコンに詳しくない。
あんまりパソコン触らない家庭環境なんだろうなぁ。ウチとは違う。
「なんと!聞いて驚けよ!」
「お、ってことはついに?」
「そう!ついにスマホに入れれたのだ!!!俺のスマホに俺の声が入っている!!凄いだろ!!」
「やっとだね。」
「おう!」
「で、誰に教えてもらったの?」
「…軽音楽部の奴に聞きました。」
「っふふ、偉いじゃん。」
「だろ!?」
「めっちゃ恥ずかしかったんだからなー!!」とウキウキで話す彼と同じくらい私もワクワクしていた。
やっと彼の歌声が聞こえる。
そう思うとすごく楽しみだった。
まぁ、私がパソコン持っているのに意地悪して教えなかったからなんだけどね…。
バレたらめんどくさそうだから、内緒にしておこう。