キラキラ星
そのあともみんなでトランプをしたり、

ボードゲームをして楽しく遊ばせてもらった。

夕方、ご馳走を詰めたタッパーを母さんと婆ちゃん

へ渡して欲しいと美香のお母さんからいただき、

美香のお父さんの運転で、美月と俺を送ってくれた。

美香も車に乗ってるので、後ろの座席は賑やかで、

美月もはしゃいでいた。

「お父さん、今日は美月と2人で楽しませていただき

ありがとうございました。」

「こちらこそ、楽しかったよ。

やっぱり小学生くらいの子がいるとこちらも

嬉しくなるしね。ありがとう。またいつでも

2人で遊びに来てな。」


「はい。」

「美香も、美月ちゃんは、妹みたいで

可愛い可愛いって言っててね。剛の反抗期も

今日は休戦してたみたいだしな。」


「はい…」

「あ〜。もう美月ちゃんちに着いちゃったね〜

また予定がない日は遊ぼうね。」

「うん。みかお姉ちゃんも冬休みのお勉強も

ない時に遊ぼうね!」

「はい。到着だぞ、忘れ物ないかな?」

「ハイ。大丈夫です。おじさん今日はたくさん

ありがとうございました。すっごく楽しかったです」

「また、いつでもお兄ちゃんと遊びにおいで。

待ってるからね。」

「ハイ! じゃあねみかお姉ちゃん。

おじさんもありがとうございました。」

「今日は、本当にありがとうございました。

ご馳走のお裾分けも頂いてありがとうございます

じゃあ、また 失礼します。」

パタンと車のドアを閉めて、車が見えなくなるまで

美月は手を振っていた。

楽しいクリスマス会の思い出が増えて嬉しそうだった
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