キラキラ星
俺のモデル名は　光〈ひかる〉からとってライトになった。

ライトとして、土日の撮影が入る。

ティーン雑誌の女のモデルさん達の相手役になったり、
若者男性ファッション雑誌の撮影。

商品を綺麗に撮影する工夫などを木田さんやMIKAから教えてもらったり、カメラマンさんの要求に応えられるように必死になって頑張った。

初めてギャラをもらってビックリした。

5万円もらえた！

2万円を自分の小遣いにして、3万円はみんなにそれぞれ、プレゼントした。

婆ちゃんには、エプロンと膝掛け。
母さんにもエプロンと口紅。
美月にはキラキラ戦士のバスタオル

「光、ありがとう！大切に使うね！」

「光、この口紅ブランド品じゃあない！もったいないからしまっておくわ。」

光
「ハハハ！　使って欲しいからプレゼントしたんだよ〜明日から使って！
いつものより明るめだけどその方が顔色が良くなるってメイクさんが教えてくれたんだ！」

「……ありがとう…うん、使うね！」

厚子は、ポロポロ泣いてティシュで目頭を押さえていた。


「美月も　箱を開けてみて！」


「うん！　あ！　わぁ〜！！！
キラキラ戦士の大きなタオルだ！！
ありがとうお兄ちゃん！　嬉しい。戦士が全員いる〜！　すごい！」


みんなに喜んでもらえて、俺は嬉しかった。
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