キラキラ星
早速、美香からご両親に電話をしてもらい、挨拶させてもらう事になった。

「いらっしゃい! さぁ光くん上がって〜」

「ただいま。」

「あ、美香おかえり〜」

「私の扱いが雑じゃあない?」

「まぁまぁ〜、リビングにお父さんもいるから先にリビングへ行ってね。
光くん、今晩は夕飯も食べてってね!」

「はい。ありがとうございます。お邪魔します」


リビングへ2人で入るとニコニコ顔のお父さんが新聞を読んでいた。

「お邪魔します。」

「ただいま〜お父さん。剛は?」

「アイツは友達と遊びに行ってるわ」

ガチャ…

「さぁ、お茶持って来たわよ〜」

お義母さんがお茶をテーブルに置いてくれてから俺は床に正座して、

「お父さん、お母さん。今日、美香さんにやっとプロポーズしまして承諾してくれました。

一生大切にしますので、僕と美香さんの結婚をお許し下さい。

お願いします!」と言って手をついて頭を下げる。

美香も慌てて床に正座して一緒に頭を下げた。

「もちろん私も家内も賛成だよ!
光くん。これからは家族として宜しくお願いします」

俺も美香も顔を上げお互いを見つめて笑顔になり、
もう一度お父さんとお母さんに向き、

「ありがとうございます!」

「おめでとう光くん。美香。」

お母さんがパチパチと拍手してくれた。

その後、お義父さんと俺はお茶から酒に変わった。
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