キラキラ星
美香とお母さんは夕飯の準備をしていると剛くんが帰って来た。

「ただいま〜、アレ？光くんと父さんは酒を呑んでるの？」

「剛、おかえり〜光くんが美香と結婚したいって挨拶してくれましたから祝酒だ！　な〜光くん。」

「マジで？　おめでとう光くん。」

「ありがとう。これからは剛くんの義理のお兄さんだよ。宜しくお願いします。」

「ヤッタ。光くんじゃあダメだな。兄貴って呼んでいいかな？」

「アニキ… もちろんいいよ。」

その後は、賑やかに遠藤家で夕飯を食べてタクシーで帰宅した。

酒を飲んで帰って来た俺にビックリしていた婆ちゃんと母さんにも、美香にプロポーズして承諾してもらった事。

遠藤のご両親にもOKしていただいた事を話した。

2人共、涙を流して喜んでくれた。

「そのうち美香を連れて挨拶するからさ！」

「ウチ大賛成って美香ちゃんに伝えてね」

「うん。ありがとう　じゃあもう寝るわ」

「おやすみ。おめでとう光。」

母さんと婆ちゃんは、美月の仏壇に手を合わせていた。
< 234 / 526 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop