キラキラ星
慶一郎は、蓮とくるみ、坂田夫妻、葵と太陽が揃ってから事情を説明した。

美香は慶一郎や及川元専務、蓮の母親も暴走族だった事にビックリしていた。

光が美香の手を握る。

「俺らの族の幹部に今はもう引退してるが、水倉組の組長がいてな、ソイツに葵と太陽の事を狙っているブラックイーグルと繋がりのある組を潰してもらう事になった。

後ろ盾がなくなれば自然とブラックイーグルも解散になるが、組が潰れたらレッドスネークがブラックイーグルを潰す。

そこでだが…
今は夏休みで夏期講習で登校してる葵と太陽をしばらくこの家で事が収まるまで待機だ。」

「爺ちゃん、バイトは？」

「休むか辞めろ」

「「………」」

「ブラックイーグルも多分覚醒剤とか薬物もやってるし、ナイフも使うヤツらだ。」

「うん。わかった。」

「坂田くん。本当に申し訳ないがしばらくの間、太陽くんをウチに滞在させる」

蓮とくるみちゃんたちは葵以外しばらくホテル住まいにしてくれ、楓やかりんを狙ってくるかもしれん。
アイツらは卑怯なヤツらだから」

「はい。」

「聖也の話しだと今月中にカタがつくって言ってたので、夏休み中は油断せずいて欲しい。」
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