キラキラ星

会長と及川元専務から、全てカタがついたと連絡が入り、俺はお2人に何度も何度もお礼を電話越しだったがした。

会長と及川元専務は、本当に族の抗争に巻き込んで申し訳ないと謝られた。

太陽は無事に我が家へ戻って来た。

美香は無事に帰って来た太陽をぎゅーと抱きしめ

「何ともなくて本当に良かった…おかえり太陽…」
と涙ぐみながら喜んでいた。



翌日、社長室の蓮のところへお礼を言いに行くと蓮はグッタリしていた。

「蓮、太陽の件本当にありがとう。」

「いいえ、危険に晒してしまいすみません」

「いいや、会長や及川元専務が先代だったから全て上手くやってもらってありがとう」

「うん。俺も毎晩くるみに泣かれてたし、楓とかりんは、旅行気分ではしゃぐし疲れたわ。
今日から我が家に戻るから安心だわ」

「俺らにはわからない世界があるんだなあってつくづく思ったよ」

「ああ。俺は族の恐ろしさは全然わからないけど、川村親子もそうだったんだなぁ〜すげぇよな」

「確かに…人は見かけで判断しちゃダメなんだな」

「う…ん」

コンコン

「社長。おはようございます。あ、坂田専務もいらっしゃったんですね」ニコッと川村秘書室長

「おはようございます。今、レッドスネークはスゴイって話しをしてました。」

「ハハハ。そうですか例の件がカタがついて良かったですね。お2人とも…」

「はい。ありがとうございます。
では私は戻ります。
じゃあ会長によろしく伝えておいてな」

「うん。じゃあな」

バタンと社長室から自分の部屋へすでに川村秘書が待っていた。

ジーっと川村秘書の顔を見る。

「専務、おはようございます。良かったですね。
ブラックイーグルが潰れましたし。」

「え？知ってるの？」

「はい。情報だけは常に掴んでますので…」

「川村親子もスゴイんだね。」

「伝説の3代目には敵いません。」

「伝説の3代目？　もしかして…会長？」

「はい。1人で50人は未だに伝説ですし…」

「どんだけ強いんだよ〜会長…」

「では、本日のスケジュールから………」

何とか無事に通常に戻っていった。