キラキラ星
「太陽、お前には悪いがそれでも良いかな?」

「オレ?ああ、オレは坂田家の長男だからサヤマにも就職して父さんみたいに地道に働くつもりだよ。
大丈夫安心して、坂田の土地と家は俺に相続してもらうからさ!」

「コラ、太陽!」と美香が太陽にゲンコツする動作をしてみせた。

そしてお義父さんが剛くんに向かって
「じゃあ剛、紙に遠藤英明の遺言に同意し、
異議申し立ては一切致しません。
って夫婦でサインと母印を押してくれ。
これも弁護士さんに出すからな」

「OK!紙は? コピー用紙でいいよな。」
と言って、剛くんもほのかさんもサラサラとサインし母印を押した。

俺とウチの母さんはビックリしながらその様子を眺めていた。
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