君とはただの幼なじみだった。
その後も色々な話をしていた。

「もうそろそろ帰るかー」

話もひと段落着いたので智也が言った。

「智也の家ってこの辺の近くなの?」

美桜が聞いてきた。

「まあ、近いっちゃ近いけど、歩いて15分くらいかなー」

智也は答えた。

「じゃあさ!今から行っていい?笑」

美桜はふざけて笑いながら言った。

「ほんとに言ってる?笑」

「小さい頃とかよく遊びに行ったんじゃんかー笑」

「あれは小さい頃だからだろ笑」

「今も変わんないって笑」

「まあ、別にいいけど笑」

美桜があまりにも真剣な顔で言ってくるので、智也は仕方なく家に連れていくことにした。
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