君とはただの幼なじみだった。
突然の出来事に智也は美桜を押してしまった。

美桜は後ろに倒れた。

「何してるんだよ!酔ってるのか?」

智也は少し荒らげた声で言った。

「酔ってないよ。本気だよ。」

美桜は少し泣きながら起き上がり、智也の方に寄ってきた。

「待てって、美桜!」

智也が止めようとするも美桜は止まらず、そのまま美桜はキスをした。

15秒くらいだろうか、いや10秒だったかもしれない。

ただひとつ言えるのは、1分近くに感じる長いキスに感じたということ。

「高校の時の私の好きな人、智也だよ。」

「え?」

美桜が涙を浮かべながらこっちを上目遣いで見てきた。

智也はただ見つめることしか出来なかった。

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