裏切りのレッテルを貼られた少女
『えっ、』
私の思ったことは的中していて。
まさかのバイト先の後輩の関都くんだった
もちろんすごくびっくりした。
それは関都くんも同じみたいで
拍子抜けしたような顔だ
そんな顔をしたらかっこいい顔が台無しだと思う
「は」
『ね、ねぇ。ちょっといい?』
「あ、はい。俺も話したいことあって」
「なに?この女お前の知り合いか?」
「まぁ、そんな感じ」
「じゃ、先行ってるぞ?」
「おう。悪ぃな」
「…先輩」
『なに』
「この学校だったんすね」
『うん。誰にも言っちゃダメだから』
「分かってますよ。ちなみに俺のことも言わないでくださいね?」
『分かってるよ』
「じ、じゃぁ、口止めしたかっただけなんで」
『うん』