裏切りのレッテルを貼られた少女
ガチャ
そっと部屋の扉を閉める
…あれ?
リビングの所が、電気ついてる、?
誰かいるのかな
そんなはずないよね。
だけど電気消しておかないと
『あ。』
玲於「え?」
『玲於くん、こんな時間にどうしたの?』
玲於「僕…俺は寝れなかっただけだ…」
『無理して俺って言わなくていいんだよ?』
玲於「っ、な、なんで、?」
『なんでって、無理してキャラ作っても大変かなって思ったからだよ』
玲於「い、いや。そうじゃなくて」
『え?』
玲於「なんで僕が、キャラ作ってるって分かったのかなって」
『だって、俺って言ってる時すごく辛そうな顔する時、あるじゃん』
玲於「っ!!」
『それにどんな玲於くんでも玲於くんは玲於くんだし。ね?受け止めるよ?あたしは。』
玲於「う、…」
『無理しないで。そのままの玲於くんを知りたい』
玲於「うぅ…///」
『どーしたの?顔赤いよ?熱あるの?』
コツン
玲於「っ!い、いや!ない、ない!!」
『?そうだね。暑くない』
おでことおでこを合わせてみたけど普通。
この部屋が熱いのかな?
玲於「大丈夫だから」
『そお?』
玲於「うん」
『玲於くん、甘えん坊さん?』
玲於「っ!」
『あたしにだったらどれだけ甘えてもいいよ?』
玲於「…引かないの?」
『引くわけないじゃん!ドンと来いっ笑』