妊娠前提マリアージュ~強面の海運王の身ごもり妻、赤ちゃんの誕生日が二人の離婚予定日~
季節は二月で、昨日は雪が降った。
春までまだまだと言った感じだけど、私のデスクの脇には小さな春が訪れた。
桜の花に淡い黄色や水色、ピンク色の手毬、愛らしい鶯の合計三種。
「これ全部…正史さんの作ですか?」
「そうだけど…」
「美味しそうね…」
電話を終えたお母さんも加わった。
「お義母さんの分も作業場から持ってきますね」
「お願い…」
正史さんは作業場へと戻っている間に私達はお茶の準備。
試作品の練り切りをお茶うけに休憩を取る。
「あ…そう言えば…雪美にこの試作品の写真は送ったの?正史君」
「お母さん…全部食べちゃったわよ・・・」
「安心してください…ちゃんと送ってますよ…」
「さすがは正史君…抜かりないわね…」
春までまだまだと言った感じだけど、私のデスクの脇には小さな春が訪れた。
桜の花に淡い黄色や水色、ピンク色の手毬、愛らしい鶯の合計三種。
「これ全部…正史さんの作ですか?」
「そうだけど…」
「美味しそうね…」
電話を終えたお母さんも加わった。
「お義母さんの分も作業場から持ってきますね」
「お願い…」
正史さんは作業場へと戻っている間に私達はお茶の準備。
試作品の練り切りをお茶うけに休憩を取る。
「あ…そう言えば…雪美にこの試作品の写真は送ったの?正史君」
「お母さん…全部食べちゃったわよ・・・」
「安心してください…ちゃんと送ってますよ…」
「さすがは正史君…抜かりないわね…」