妊娠前提マリアージュ~強面の海運王の身ごもり妻、赤ちゃんの誕生日が二人の離婚予定日~
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「へぇー・・・お見合いか…」
私は久しぶりに幼少期から仲良くしている大親友・坂倉瑠知(サカクラルチ)が赤レンガ倉庫のカフェで会って、ケーキセットを食べながら近況を報告し合った。
瑠知は高校卒業後、服飾関係の専門学校でデザイナーの勉強をして、一年前から大手肌着メーカー『スコール』に就職。デザイナーの卵として忙しい毎日を過ごしていた。
「でも、いいの?彼氏がいないまま…結婚しちゃって…」
「あ・・・でも・・・今から…恋人を作るのは…浮気になるじゃない…」
「一夜限りの恋人なら…浮気にならないわよ…」
「それは・・・」
処女で付き合ったコトもない恋愛経験値にゼロの私にはかなり難易度が高い。
「それって…火遊びよね…」
「…まぁね…まぁー・・・美晴には無理か…」
「無理よ…」
私はカフェラテのラテアートのハートをスプーンでくるくるしながら消して、そっと啜った。
「へぇー・・・お見合いか…」
私は久しぶりに幼少期から仲良くしている大親友・坂倉瑠知(サカクラルチ)が赤レンガ倉庫のカフェで会って、ケーキセットを食べながら近況を報告し合った。
瑠知は高校卒業後、服飾関係の専門学校でデザイナーの勉強をして、一年前から大手肌着メーカー『スコール』に就職。デザイナーの卵として忙しい毎日を過ごしていた。
「でも、いいの?彼氏がいないまま…結婚しちゃって…」
「あ・・・でも・・・今から…恋人を作るのは…浮気になるじゃない…」
「一夜限りの恋人なら…浮気にならないわよ…」
「それは・・・」
処女で付き合ったコトもない恋愛経験値にゼロの私にはかなり難易度が高い。
「それって…火遊びよね…」
「…まぁね…まぁー・・・美晴には無理か…」
「無理よ…」
私はカフェラテのラテアートのハートをスプーンでくるくるしながら消して、そっと啜った。