妊娠前提マリアージュ~強面の海運王の身ごもり妻、赤ちゃんの誕生日が二人の離婚予定日~
このまま、見ず知らずの彼らに隙を見せたら、襲ってくれと言ってるようなモノ。

私は必死に強い眠気に抗った。

でも、無理だった・・・


次第に瞼が強い睡魔に負けて、閉じていく。

―――遮断されていく意識の中。

私は別のオトコの存在を感じた。


彼は銀色の髪とアメジスト色の瞳の持ち主だった。


「この子は俺の知り合いだぞ…」

彼はそんなコトを口にしていた・・・

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