妊娠前提マリアージュ~強面の海運王の身ごもり妻、赤ちゃんの誕生日が二人の離婚予定日~
「…俺の父には時間がない…そう言っただろ?」

「…それは分かっています…」

「なら、今から始めるぞ…」

「!!?」

凪良社長はソファから立ち上がって、Yシャツの一番の上のボタンを外して、ネクタイを緩めた。

「私は振袖です・・・」

「君のドレスは間宮に用意させ、既にクローゼットの中にある…」

「・・・最初から貴方は…私を・・・」

「…話は十分した・・・今度は肌を重ねて…ボディトークをしようじゃないか…美晴」

強面の顔に傲慢な言葉遣いがよく似合う。
彼は見た目通りの強引な男性だった。



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