最強総長に、甘く激しく溺愛されて。 - RED KINGDOM -

.
.



「んん……、はぁっ……ぅ」


──22時30分を少し回った頃。

私は怜悧くんに抱えられてベッドの上にいた。


お風呂から上がってもう30分は経つっていうのに、体は冷めるどころかますます熱を上げていた。



唇が落ちてくるの、もう何回目かわからない。

決して深くはないのに、じっくりと犯されてるような感覚。



これって現実、なのかな……。

初めは戸惑いで頭がぐちゃぐちゃだったけど、合間に、なだめる手つきで背中を撫でられると、もうキスのことしか考えられなくなった。


わかるのは、甘くて気持ちいいってことと、怜悧くんが好きってことだけ……。



「だから、肩に力入れんなって。さっきも言ったろ」

「だっ……て、そう言われたって、勝手に入っちゃう、から、…っ…」



そしたら、ぐいっと引き寄せられる。
< 176 / 301 >

この作品をシェア

pagetop