最強総長に、甘く激しく溺愛されて。 - RED KINGDOM -
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「んん……、はぁっ……ぅ」
──22時30分を少し回った頃。
私は怜悧くんに抱えられてベッドの上にいた。
お風呂から上がってもう30分は経つっていうのに、体は冷めるどころかますます熱を上げていた。
唇が落ちてくるの、もう何回目かわからない。
決して深くはないのに、じっくりと犯されてるような感覚。
これって現実、なのかな……。
初めは戸惑いで頭がぐちゃぐちゃだったけど、合間に、なだめる手つきで背中を撫でられると、もうキスのことしか考えられなくなった。
わかるのは、甘くて気持ちいいってことと、怜悧くんが好きってことだけ……。
「だから、肩に力入れんなって。さっきも言ったろ」
「だっ……て、そう言われたって、勝手に入っちゃう、から、…っ…」
そしたら、ぐいっと引き寄せられる。