最強総長に、甘く激しく溺愛されて。 - RED KINGDOM -
頭がふわふわして、これ以上続けられたらおかしくなりそうだって本能が言ってる。



「やめてぇの?」

「ううん、……やめ、ないで、」


あれ、勝手に言葉が……。



「あ、ち、違う……でも、酸素がないよ、もう……っ」

「へー、そう」

「……っん」


や……、なんでまたするの。

私の肩を抱いてた手が、上下にゆっくり動いてこれでもかってくらいに甘やかしてくる。


気持ちよくて、でも本当に酸素が足りなくなったのか、頭がぼうっとして……うとうと。

しだいに眠たくなってきた。



男の子にされるがままの私は、怜悧くんに軽い女って思われたかな。

怜悧くんにとっては、たかがキスなんだろうけど、私が抵抗しないのは、怜悧くんだったからだよ。

なんてことを考えながら。



「っ、おい……」



心地よい熱さの中、甘い余韻を残して
私は意識を手放した。
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