最強総長に、甘く激しく溺愛されて。 - RED KINGDOM -

それなら、話せるかも。


「絢人くんたちとローストビーフの高級お弁当を食べた話をしてもいい?」


ふっと怜悧くんが笑う気配。


「可愛がられてんなあ」

「偽物のQUEENなのにね、すごく楽しかったけど、すごい、申し訳なさもあって……」


「三好たちが好きでやってんだから、堂々と甘やかしてもらえばいいんだよ。あいつらは、興味がない女相手にそこまではしない」

「そう、なの……? じゃあ、嬉しいな」



そこに座れと怜悧くんが言うから、おずおずベッドに腰を下ろす。


「そもそもね、なんでローストビーフを食べさせてくれる流れになったのかと言うと──」
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