最強総長に、甘く激しく溺愛されて。 - RED KINGDOM -
なに言ってるの……。
怜悧くん、なに言ってるの。
「う、嘘だ……。私のこと、どうせ、ついさっきとかに思い出したんじゃないの」
「好きな女の顔と名前を、忘れる男なんかいるわけねぇだろ」
「やっ、……だって、怜悧くん私のこと嫌いだったじゃん!! 友達に聞いて私の転校のこと知ったとき、せいせいするって言ってたじゃん……」
「あれはお前が聞き耳立ててたの知ってたからだ。気づいてないとでも思ってたか?」
待って、聞けば聞くほど、どんな顔していいかわからなくなる。