最強総長に、甘く激しく溺愛されて。 - RED KINGDOM -
頭を抱えているうちに、エレベーターは停止する。
「はあ……勝手に縄張りに入った挙句、変顔までさらして、さらに案内までさせてすみませぬ……」
「うん。ほんと手のかかる子だね」
すーっと扉が開いた。
お先にどうぞ、と促されて前に出る。
「うちの職員室は学年ごとに設置されてるよ。2年生は2階の右端から、連絡通路を渡った先にある」
口で丁寧に説明しながらも、最後までついてきてくれるらしい。
ありがたい。
REDの人って、なんだかんだみんな親切なんじゃ……。
そう思いながら角を曲がったときだった。
昼休みに人が行き交う廊下。
私たちに気づいた人たちが途端にざわつき始めた。
興奮と驚きが混ざった声、瞳……。
まるで、幽霊でも見たかのような──。
「はあ……勝手に縄張りに入った挙句、変顔までさらして、さらに案内までさせてすみませぬ……」
「うん。ほんと手のかかる子だね」
すーっと扉が開いた。
お先にどうぞ、と促されて前に出る。
「うちの職員室は学年ごとに設置されてるよ。2年生は2階の右端から、連絡通路を渡った先にある」
口で丁寧に説明しながらも、最後までついてきてくれるらしい。
ありがたい。
REDの人って、なんだかんだみんな親切なんじゃ……。
そう思いながら角を曲がったときだった。
昼休みに人が行き交う廊下。
私たちに気づいた人たちが途端にざわつき始めた。
興奮と驚きが混ざった声、瞳……。
まるで、幽霊でも見たかのような──。