クールなあなたの愛なんて信じない…愛のない結婚は遠慮します!


航は梓の横へ移ると、梓の両手を後ろへ回した。
そして、そのままそっと押し倒すとソファーに横たえた梓の唇を奪う。

「ずっと、ずっとこうしたくて…たまらなかったんだ。」

「あ…。」

梓は彼にされるがまま、与え続けていた。

「好きなんだ…梓…」

「私…わたし…も…」

「もう、二度と話さない。君も、美晴も。」

二人とも、無我夢中でお互いを貪り合っていた。もう、言葉は無かった。










< 103 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop